口コミを使ったマーケティングということで、インターネット上でのビジネスチャンスについて解説してきましたが、注意することがあります。
ブログやSNSの先進国アメリカでは大統領選挙でもインターネットが重要な役割を担っています。
2004年の大統領選挙で、民主党の候補だったハワード・ディーン氏はブログを通じて選挙活動を展開し、多くの有権者からのコメントが書き込まれ、政治資金も他の民主党候補をしのぐほどに集めることに成功しました。
しかし、ふたを開けてみればディーン氏は予備選挙で連敗を重ね、民主党の候補はジョン・ケリー氏に軍配が上がりました。
さらに大統領選挙本線ではジョン・ケリー氏と接戦の末、ジョージ・W・ブッシュ氏が大統領に選ばれているのです。
日本でも2006年の自民党総裁選挙でヤフーの政治アンケートで麻生太郎氏が大差をつけて1位になったのですが、結果は安倍晋三氏が総裁に選ばれました。
インターネットの世界ではハワード・ディーン氏も麻生太郎氏も勝利確実とされていましたが、現実社会では敗退という結果になってしまったのです。
(後の2008年の自民党総裁選挙では麻生太郎氏が総裁に選ばれるのですが)
考えられる理由のひとつとして、インターネットの世界では同じような考えを持つ人が集まりやすいという傾向があります。
また、匿名性という特徴から、現実社会よりも参加者や評価者が多く見えてしまうという側面もあります。
つまり、インターネットで大盛況でも、現実の世界で盛り上がっているのかどうか、一歩引いた目で冷静に分析する力が必要となってきます。
admin